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 国際女性デーの8日、パリで男女の賃金格差に象徴される性差別に抗議するデモがあり、中心部のレピュブリック広場に集まった人々は「不平等なシステムをひっくり返そう」などの垂れ幕を掲げて差別解消を訴えた。

 フランス国立統計経済研究所(INSEE)によると、フランス人女性の収入は男性の約4分の3にとどまる。これをアピールしようと、労組を中心に「就業時間も4分の3でいいはずだ」として、定時より早い午後3時半からデモに加わるよう呼びかけた。

 図書館員のセシル・ゴボさん(37)は「賃金が決して高くない私のような職場や学校教員の多くは女性が担っている。私には2人の娘がいる。2人にはもっと公正な世の中を生きてほしい」と語った。

 この日に発表された独立行政機関の調査では、フランスの国民議会(下院)では女性議員が4割を占める一方、テレビやラジオの政治番組に招かれるのは男性が中心で、女性は27%に過ぎないとも指摘された。(パリ=疋田多揚)