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 知事と市長が任期途中で辞職し、ダブル選に入れ替わって立候補する異例の「クロス選」がこの春、大阪で行われることになった。一体何があったのか。背景には、3カ月にわたる政党同士のせめぎ合いがあった。

 8日午後6時過ぎ、大阪市内にある大阪維新の会党本部。大阪府の松井一郎知事(維新代表)と大阪市の吉村洋文市長(維新政調会長)の記者会見には、約100人の報道陣が集まった。

 松井氏は会見で「(候補を)クロスして知事・市長選を行う」と表明。任期途中で辞職して統一地方選にあわせた4月7日に知事・市長のダブル選を行い、さらに2人が入れ替わって立候補する異例の「クロス選」にすると宣言した。

 会見で2人が繰り返したのは、大阪都構想への強いこだわりと、都構想の是非を問う住民投票の実施時期をめぐる交渉が決裂した公明党へのうらみ節だった。松井氏は「都構想がつぶされかけている。公明にだまされたままひよってしまうと、僕の人生、将来必ず後悔する」。吉村氏も「死んでも死にきれない」と語った。

 維新が公明との交渉を本格化させたのは、約3カ月前の昨年12月21日だった。

 2人は公明大阪府本部の佐藤茂樹代表(衆院議員)らと大阪市内で会談。松井氏は一昨年春に両党幹部が水面下で交わした「合意文書」を根拠に、統一選前の都構想案とりまとめを迫った。合意文書には「慎重かつ丁寧な議論」を前提に公明が住民投票の実施に協力すると明記されていたが、統一選に集中したい公明は協力を拒否した。

 松井氏の中で、「封印」していた公明への不信感がよみがえった。

「公明は信用できない」

 2012年の衆院選。当時大阪…

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