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 風疹患者が増えている。国立感染症研究所は12日、直近1週間(2月25日~3月3日)の患者数が113人に上ったと発表した。2週連続で100人を超え、今年に入って増加傾向にある。専門家は春の異動シーズンで感染がさらに広がるおそれがあると、注意を呼びかけている。

 風疹は昨夏から患者が増加。昨秋から冬にかけて、16週連続で1週間100人を超えた。2018年の年間患者数は2917人に上り、現行の統計調査が始まった08年以降、2番目の多さだった。今年の累計患者数も768人で、すでに14~17年の各年の年間患者数を超えた。

 風疹は2~3年流行が続くことが多い。前回は12年に2386人の患者が出て、13年には1万4344人とさらに増えた。感染症に詳しい、岡部信彦・川崎市健康安全研究所長は「春の異動で感染が広がると、前回流行の二の舞いになる」と警告する。

 国も対策に乗り出した。患者の中心は、過去に1回もワクチンの定期接種を受ける機会がなかった39~56歳男性だ。約1610万人いるこの世代の男性が19~21年度の3年間で原則無料でワクチンを受けられるようにする。早ければ4月から始める。供給不足を防ぐため、19年度は39~46歳にしぼる。抗体検査を受けてもらい、免疫がない人にワクチンを打つ。免疫がないのは2割ほどとみられる。

 対象者は、居住する市区町村か…

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