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 大相撲春場所(エディオンアリーナ大阪)初日の10日、大関経験者で、両ひざのけがなどで5場所連続休場中だった照ノ富士(27)が序二段の土俵で復帰。昨年春場所11日目以来、約1年ぶりの白星を挙げた。

 2年前、新横綱稀勢の里と優勝決定戦を演じたなにわの地。午前10時前、黒まわしにちょんまげ姿の照ノ富士が土俵に上がると、場内から大きな歓声があがった。「うれしいものっすよ」と照ノ富士。動き回る相手を組み止め、力ずくではたき込んだ。

 幕内優勝も経験している照ノ富士は、両ひざのけがや糖尿病などに苦しみ、2017年九州場所、大関から関脇に転落。幕下に落ちた18年名古屋場所から、今年初場所まで全休した。

 現在、西序二段48枚目。大関経験者として、初めて幕下以下の土俵で相撲を取った。「前は、どんな人だろうとかかっていく、って気持ちだったけど、今回は分からない。不思議な気持ちですね」。筋力トレーニング以外の稽古はほとんどできておらず、この日は両ひざにサポーターを施した。「少しずつ上げていきます。体を鍛え直して、幕内に上がるのが大事」