ミヒャエル・ギーレンさん(指揮者、作曲家)が8日、オーストリア中部モントゼーの自宅で死去、91歳。南西ドイツ放送などが伝えた。

 ドイツ東部ドレスデン出身。ユダヤ系で、ナチスドイツの迫害を逃れて移住したアルゼンチンで音楽を学んだ。戦後、欧州に戻って活躍し、86~99年に南西ドイツ放送交響楽団の首席指揮者を務めるなど、欧州各地の名門楽団で重責を担った。楽曲の構造を浮き彫りにする精緻(せいち)な指揮で知られ、とりわけマーラーの交響曲など、重厚な楽曲で真価を発揮した。現代音楽も数多く紹介。NHK交響楽団とも共演している。(ウィーン)