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 映画館やボウリング場などを運営するスガイディノス(本社・札幌市)は11日、複合娯楽施設「スガイディノス札幌中央」(中央区南3西1)を6月2日に営業終了すると発表した。老朽化などが理由で、札幌の中心市街地に移転先を探す。戦前の芝居小屋から続く施設は、この地での約100年の歴史に幕を閉じる。

 スガイディノス札幌中央は、地下1階から地上2階にゲームセンター、3、4階にボウリング場、7、8階に映画館が入る。1918年に立ち上がった芝居小屋「札幌座」が起源で、太平洋戦争後には映画館「札幌劇場」として再開。68年に現在のビルが完成し、複合娯楽施設となった。

 長年にわたり「娯楽の殿堂」として札幌市民に親しまれてきたが、ビル開業から50年余りが経過し、老朽化。ビルを保有するトレーニングジム大手のRIZAP(ライザップ)グループ(本社・東京)が売却を進めており、ビルを解体して近隣と一体で再開発することを検討している。

 現在の施設のうち、ボウリング場は商業施設「nORBESA(ノルベサ)」(南3西5)に入居する「ディノスノルベサ」に集約。映画館については、いまの6スクリーンを維持するのは難しいため、規模の縮小も視野に移転先を探している。現在地で営業が終了する6月には、移転先を決めたい考えだ。(鯨岡仁