【動画】JR印南駅から芳養駅までの道のりの途中、切目王子跡、千里の浜などを訪ねた=白木琢歩撮影
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 JR印南駅(印南町)から2キロあまり歩くと、切目(きりめ)(切部)王子跡に着いた。現在は切目神社になっている。この「切り目」とはどういう意味だろうか。印南町出身の芥川賞作家・辻原登さんは、かつて朝日新聞のインタビューで「ここからが結界です、ここからが熊野です、という意味なんです」と語っていた。熊野に少しずつ近づいていることを肌で感じる。

 切目王子は、熊野九十九王子の中でも格式が高いとされた「五体王子社」の一つだ。神社の説明板によると、平安・鎌倉時代の300年間は上皇らの熊野御幸の中継地点として、数百人もの宿泊地になったという。

 さまざまな歴史物語の舞台にもなった。平安末期に起きた「平治の乱」(1159年)の際は、熊野詣でに出かけた平清盛の留守を狙って、源義朝らが京都で挙兵。切目王子近くで知らせを聞いた清盛は、王子社で会議を開いて直ちに都に引き返し、乱を鎮圧したと伝わる。

 「上皇らの熊野詣でが始まった…

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