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 伊勢神宮に参拝する賓客の宿泊施設として1887(明治20)年に建てられ、皇族をはじめ、政財界の著名人たちが訪れた三重県伊勢市二見町の「賓日館(ひんじつかん)」の老朽化が進んでいる。2010年に国の重要文化財に指定された貴重な建造物を管理する同市は、20年度をめどに耐震補強案の策定に乗り出した。

 市教育委員会文化振興課によると、賓日館は120畳の広さがある大広間や、カエルの彫刻が施された階段の柱などが特徴的だ。二見出身で多くの山水画を残した中村左洲(さしゅう)によるびょうぶの大作「大名行列」も飾られている。大正初期と昭和初期の2度にわたる大規模な増築を経て、現在の形になった。

 賓日館は伊勢神宮の崇敬団体が建立し、明治後期には近くにある旅館「二見館」の別館となった。若き日の大正天皇や明治天皇の母・英照皇太后、秋篠宮さまら多くの皇族が訪れた。1985年2月には将棋の王将戦第3局が行われ、米長邦雄王将と中原誠王座のライバルが火花を散らした。99年、二見館の休業に伴い、宿泊施設としての役目を終えた。

 03年に合併前の旧二見町(現…

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