【動画】SNSなどを通じて知り合った人同士で、金の貸し借りをすることをうたった「個人間融資」。専門家や利用者に取材し、危険性に迫った

皆さんの身近な困りごとや疑問をSNSで募集中。「#N4U」取材班が深掘りします。

 見知らぬ人同士がSNSなどで知り合い、金の貸し借りをすることをうたう「個人間融資」の投稿がネット上で広がっている。中には「自己破産、無職の方もOK」と、「借りやすさ」を強調した「貸し手」の書き込みも目立つ。問題なく貸し借りが行われているのだろうか? 読者の困りごとや疑問を取材する朝日新聞「#ニュース4U」取材班が調べてみた。

「ブラックの方もOK」…貸し借りツイート続々

 「即日融資します!ブラックの方もOK #個人間融資」。ツイッターでこんな投稿を見つけた。

 「#個人間融資」というハッシュタグで検索すると、「お金にお困りの方、相談に乗ります」「本日中に12万必要です」など、貸し手と借り手双方の投稿が大量に現れた。双方が連絡先や借りたい額、貸す条件などを書き込めるネット上の掲示板も多数ある。

     ◇

 「個人間融資」で金を借りたことがあるという都内勤務の男性の話を聞いた。

 「他の人に話を聞かれない場所」との要望で、新宿のカラオケ店の個室で待ち合わせた。午後7時半。スーツ姿でがっちりした体格の中年男性が現れた。「遅れてすいません。残業があって」

 カラオケ店で注文したチャーハンをほおばりながら、男性は話し始めた。

DMでやりとり、8万円借りると…

 一昨年の夏、賃貸で住んでいるマンションの契約更新時期を迎え、お金に困っていた。ツイッターで「どこよりも個人で安く貸します」と書かれた「個人間融資」の投稿を見つけた。過去のツイートをたどると、「自分がお金に困った時、手をさしのべてくれた人がいた。今度は自分が手助けしたい」。信用できそうだと感じたという。

 ツイッターのダイレクトメッセージ(DM)でやりとりし、都内の喫茶店で待ち合わせると、20代くらいの若い男が現れた。

 希望の10万円よりは少なかったが、8万円を貸してくれた。求められた金利は1カ月で元本の50%(4万円)。年間だと、元本の約600%の利息になる。

ある別の女性の事例では、「定期的な性行為と動画撮影」を融資の条件に提示されたといいます。こんな悪質なケースでも返済義務はあるのか、専門家の解説とともに詳しくお伝えします。

 この金利は妥当なのか。利息制…

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