「河童で紙面埋めた」元記者、妖怪新聞発行人になるまで

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文・今井邦彦 写真・滝沢美穂子
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ひと 「奈良妖怪新聞」を発行している 木下昌美さん(31)

 奈良県内を駆けめぐり、ひっそりと伝わってきた妖怪の記録や伝承を調査している奈良市の木下昌美さん(31)。妖怪文化研究家を自称し、月刊の「奈良妖怪新聞」(http://www.yamatoseikei.co.jp/youkai/別ウインドウで開きます)を発行している。「形のない妖怪は、誰かが記録しなければ消えてしまう」と語る。

 1300年の歴史を誇る奈良には、鬼や河童(かっぱ)など妖怪の伝承が多い。たとえば平安初期の説話集「日本霊異記(りょういき)」によると、奈良市の元興寺(がんごうじ)の鐘楼には夜な夜な鬼が現れ、使用人らを襲ったという。

 奈良県内各地に残る妖怪の記…

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