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 1月20日にあった茨城県八千代町長選をめぐり、落選した候補らが公職選挙法違反(物品買収など)容疑で逮捕された事件で、容疑者の男らが架空の人物を名乗って梅干しを注文するなどしていたことが12日、捜査関係者への取材でわかった。県警は、購入に関わっていないよう見せかける狙いがあったとみて調べている。

 この事件で逮捕されたのは、前町議で候補者の会社員国府田利明容疑者(36)=同町蕗田、同法違反の罪で起訴=や父親で元町議の会社役員、国府田利実容疑者(75)=同=ら4人。

 捜査関係者によると、利明容疑者らは和歌山県の業者から梅干し約3千~4千箱を購入した際、架空の人物名で発注していた。また、送り先には町外の知人宅を指定していたという。

 県警は、利明容疑者らが選挙運動の報酬として梅干しを渡すことが違反にあたると認識した上で、自らが購入に関与していないように見せかける狙いだったとみて捜査している。

 利明容疑者らは、告示前の昨年11月上旬~今年1月5日、投票や票のとりまとめを依頼する目的で、有権者13人に梅干し1箱(販売価格2千円相当)を渡すなどした疑いで逮捕された。