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 北朝鮮の非核化をめぐる米朝実務者協議の米側の責任者、米国務省のビーガン北朝鮮政策特別代表は11日のワシントンでの講演で、「我々は非核化を徐々に進めるつもりはない」と述べた。北朝鮮が段階的に非核化を進めれば、その都度「見返り」を与えるという段階的措置について明確に否定し、全面的な非核化を求める姿勢を強調した。

 ビーガン氏が公の場で発言するのは、2月末のハノイでの米朝首脳会談後、初めて。米国務省高官が7日、「政権内では誰も段階的措置を支持していない」と述べており、ビーガン氏は、この高官発言を追認した形だ。

 昨年6月の米朝首脳会談で両首脳は、新しい米朝関係の構築▽朝鮮半島の平和体制の構築▽朝鮮半島の完全な非核化▽行方不明兵の遺骨回収――の4点に合意した。ビーガン氏は1月末、この4点について「同時並行で追求する用意がある」と述べていた。

 しかし、11日の講演では「(4点は)リンクしている」と述べたものの、「(米国の)政策の基本は非核化だ」と強調し、北朝鮮の非核化を最優先に求める考えを示した。

 今後は、ビーガン氏が主導する…

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