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 仏ルノーのカルロス・ゴーン前会長が2016年に会社の金を使ってパリ郊外のベルサイユ宮殿で開いた結婚式をめぐり、AFP通信は11日、仏検察が予備捜査を開始したと報じた。ゴーン前会長をめぐり、フランス側で捜査開始が明らかになるのは初めて。

 ルノーが先月に発表した社内調査結果によると、ゴーン前会長は16年10月、宮殿敷地内の城館「グラン・トリアノン」を結婚式会場として借り切るため、会社の金5万ユーロ(約620万円)を私的に流用していた。ゴーン前会長は弁護士を通じて、費用を会社に弁済する意向を示していたが、同社は捜査当局に情報提供していた。

 AFP通信によると、捜査は脱税などを専門的に扱う部署が担うという。予備捜査は本格捜査に入るかどうかを判断するための手続き。(パリ=疋田多揚)