【動画】折り紙の手法を採り入れ、コンパクトに折りたためるアルミ製の骨組みの模型=篠健一郎撮影
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 宇宙に家を建てる――。そんな壮大なビジョンを掲げた日本のベンチャー企業がある。使うのは日本の伝統的な「折り紙」の手法だという。

 米テキサス州オースティンに世界のベンチャー企業が集まって開かれたイベント「サウス・バイ・サウスウェスト」(S×SW)で、その模型が初めて公開された。

 模型を出したのは「OUTSENSE」(東京)。大学時代から宇宙での建築を研究してきた高橋鷹山(ようざん)さん(25)が立ち上げたベンチャー企業だ。高橋さんは、宇宙に都市ができる時代がかならずやって来ると考え、その建物に目をつけた。

 宇宙に建物を建てようとすれば、まず突き当たる課題が物資の輸送費だ。宇宙に1キロのものを運ぶのに数百万円とも言われる。そこで高橋さんは、折り紙の手法を採り入れることにした。

 東海大の十亀(そがめ)昭人准教授が考案した「ソガメ折り」という折り紙の技術を応用し、小さく折りたたんだ状態から、立体に開く構造物を開発した。今回展示したアルミ製の骨組みの模型は、直径1・2メートル、高さ30センチほどに折りたたまれた状態から、人の手で直径2メートル、高さ1メートルまで大きくなる。テントのように、人がしゃがみ込んで入れる空間が生まれる。

 折り紙の構造物は、全体が連動…

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