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 北アフリカのアルジェリアで4期20年の長期政権を率いてきたブーテフリカ大統領(82)は11日、国営通信を通じ、5選をめざしていた4月18日の大統領選挙への立候補を取りやめると発表した。大統領選の実施も延期すると表明した。

 アルジェリアでは2月以降、ブーテフリカ氏の立候補に反発する数万人規模のデモが続いていた。同氏は国民の要求を受け入れた形だが、選挙を延期したことへの反発がむしろ強まるおそれがある。

 国営通信によるとブーテフリカ氏は、政治改革を進めるために全政党が加わる「国民会議」を年内に開くことを提案。この会議で大統領選の日程も決めるとした。ただ自身の辞任時期は明言しなかった。

 ブーテフリカ氏は1999年に初当選。2013年に脳卒中を患って以降、公の場にほとんど姿を見せておらず、健康不安がささやかれていた。(カイロ=北川学)