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 東京都台東区のマンションで2017年5月、高校3年の女子生徒(当時17)に殺害を頼まれて実行したなどとして、嘱託殺人や死体損壊などの罪に問われた少年(19)の控訴審判決が12日、東京高裁であった。後藤真理子裁判長は、懲役4年以上7年以下の不定期刑とした一審・東京地裁の判決を支持し、少年の控訴を棄却した。

 一、二審判決によると、少年は17年5月3日夜、交際相手だった女子生徒の自宅で、妊娠を告げられた上で「お願い、死なせて」などと頼まれ、右腕で首を絞めて殺害した。いったん現場を離れたが翌朝に再び戻り、女子生徒にかかっていた布団にライターで火をつけ、遺体や部屋の一部を焼いた。

 控訴審で弁護側は起訴内容を争わず、「刑罰ではなく、保護処分にすべきだ」と主張した。しかし、高裁は「(少年には)嘱託を受け入れることへの強い葛藤はあったが、思考力や判断力は残っていた」と指摘。「刑罰以外の措置にする特段の事情はない」として退けた。(北沢拓也)