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 お堅いイメージの銀行も「SNS映(ば)え」を意識する時代のようだ。三井住友銀行は、若者でにぎわう東京の表参道にゆるキャラが出迎えてくれる期間限定カフェを開いた。新社会人が銀行選びをする時期に、カフェをSNSで話題にしてもらい、スマートフォンなどでの口座開設につなげる戦略だ。キャッシュレスや店舗レスが進み、銀行の顧客呼び込みにも変化が起きている。

 「スマホアプリは便利ですね」。カフェでは12日、俳優の伊藤健太郎さんがインターネットバンキングの使い勝手をアピールした。

 外観を銀行イメージカラーの緑で統一したカフェは、11~17日のみの営業。新社会人が給与振込口座の銀行を選ぶ時期にあてた。

 SNSでの写真投稿に興じる今どきの若者をターゲットに、カフェではお菓子の形の家具に囲まれた部屋をつくり、ゆるキャラの「ミドすけ」と撮影できる。

 「表参道に場所を借り、俳優を招き、かなりお金をかけた」(担当者)というこの企画の背景には支店の統廃合がすすむ銀行業界の事情がある。「昔は支店で営業をかけていたが、最近はSNSが有力な手段となった」(上村明生リテールIT戦略部長)。まず目標に置くのは、カフェを通じて公式ツイッターのフォロワー数を増やすことだという。(福山亜希)