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 マレーシアのSNS「mface(エムフェイス)」の広告枠を買えば「必ずお金が増える」などとうその宣伝をして勧誘したなどとして、警視庁は会社役員の吉野美穂子容疑者(66)=東京都多摩市永山6丁目=ら都内の男女4人を特定商取引法違反(不実の告知)などの疑いで逮捕し、13日発表した。

 エムフェイスへの投資話はマレーシアでも問題視されており、マルチ商法(連鎖販売取引)の手口が国内に「輸入」された形だ。同庁は、吉野容疑者らが全国の約2万3300人から約181億円を集めていたとみている。

 生活経済課によると、ほかに逮捕したのは、東京都調布市西つつじケ丘2丁目の無職笹崎幸雄(67)、渋谷区神宮前3丁目の職業不詳田原正明(38)、世田谷区船橋5丁目の職業不詳磯貝孝子(54)の3容疑者。吉野容疑者の逮捕容疑は、2016年7月、東京都新宿区内で開いたセミナーで佐賀県の50代男性に「誰でも絶対に損しないばかりか、必ずお金が増える」とうそを言って勧誘したなどというもの。吉野容疑者は「セミナーでの言動は覚えていない。被害者のことはわからない」と容疑を否認しているという。

 エムフェイスをめぐっては「ねずみ講ではないか」との相談が15年8月に警視庁にあり、調べていた。東京都消費生活総合センターによると、都内だけで13年以降、海外SNSの広告への投資話に関する相談が90件寄せられている。