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 糖尿病は自己責任。政治家や官僚から、そんな発言が繰り返されています。彼らは生活習慣が関係するといわれる「2型糖尿病」のことを指して言っていますが、2型糖尿病の自己責任論には医学的にどれだけの根拠があるのでしょうか。糖尿病の診療に30年以上携わってきた野田光彦・埼玉医科大教授に聞きました。

記者 糖尿病は大きく二つに分かれますね。インスリンをつくる膵臓(すいぞう)の細胞が何らかの原因で壊れてしまうのが1型。こちらは生活習慣病ではありません。一方、2型は肥満や運動不足が発症にかかわるので「かかった人の自己責任だ」という見方が根強くあります。

野田氏 日本人で糖尿病と強く疑われる人は約1千万人で、このうち2型糖尿病が95%を超えるといわれます。2型糖尿病の患者さんの中に、生活習慣が乱れている人が含まれているのは否定しません。ですが、2型の患者全体をそのようにみるのは間違いです。

 日本の2型糖尿病は、血中の糖を処理するインスリンが十分につくれずに発症するタイプがかなり多く、さほど太っていない人でもかかりやすいのです。そして、インスリンが十分につくれないのは、生まれつきの遺伝子の特徴によることが少なくありません。2型糖尿病の原因のうち、遺伝による要因は全体の30~40%を占めると言われています。個人差も大きく、人によっては原因の90%以上を遺伝要因が占めることもあります。

「生活習慣病をすべて自己責任と見るのは反対」と話す野田氏。運動と遺伝がどう影響するのか調べた結果を見ていきます。

記者 そうはいっても、2型はき…

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