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 東京電力福島第一原発は東日本大震災の後、爆発を3回起こした。8年が過ぎ、1、2号機の間にある排気筒(高さ約120メートル)の解体が始まる。爆発や排気(ベント)で損傷や汚染が激しい上、遠隔操作で行う難しい工事だ。第一原発が立地する福島県大熊町の地元企業が挑む。

 昨年秋から訓練を重ね、5月にも解体に着手するのは建設会社「エイブル」。元々、第一原発から2キロの大熊町内に本社があり、原子炉の定期点検や配管工事に携わってきた。約200人の従業員の7割ほどは福島県出身。今は県内の広野町に本社機能を移す。

 排気筒は原子炉建屋の空調や換気に使われるもので、第一原発には同じものが計4本ある。今回の1本は2011年3月12日に1号機の原子炉建屋が水素爆発した影響で上部を損傷。さらに炉内の圧力を下げるために実施したベントで、筒内や周辺が高濃度に汚染された。

 事故から約5カ月後に測定した際は機器の針が振り切れ、毎時10シーベルト以上を示した。15年の調査でも毎時2シーベルト。数時間いると死に至るレベルで、現在も容易に近づけない。破断も数カ所確認され、原子力規制委員会が「倒れると危険」と指摘し、東電は解体の検討を進めていた。

 東電がエイブルに工事を依頼したのは、排気筒の底部にたまった高濃度汚染水の排出に成功した実績があったからだ。

 依頼を受け、エイブルは解体装…

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