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 アフガニスタンからの米軍撤退を目指す米トランプ政権と反政府勢力タリバーンが続けていた5度目の和平協議が12日、終了した。両者とも「進展」を認めたが、撤退や停戦の時期を決めるには至らなかった。近く再協議する見通し。

 一連の協議は昨年7月から始まり、今回は中東カタールで過去最長の16日間続いた。米国からはアフガン駐留米軍トップが、タリバーンからは政治部門トップが初参加し、調整役として国連代表者も加わった。

 双方の代表団によると、協議では、双方が大筋で合意していた米軍の完全撤退や(米軍撤退後に)タリバーンはテロ組織の活動を許さないとの取り決めについての草案がまとまった。ただ、早期撤退を求めるタリバーンと猶予がほしい米国との溝が埋まらず、撤退時期は決まらなかった。

 タリバーンとアフガン政府との対話や、停戦に向けた協議の進め方なども課題として積み残された。

 米代表団のカリルザード和平担当特使はツイッターで「双方が終戦を望んでいる。平和への条件が整ってきた」と成果を強調。タリバーンは声明で「具体的な話し合いで得た進展を持ち帰り、次の協議に備える」と語った。(クアラルンプール=乗京真知)