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 東京都は13日の都議会予算特別委員会で、土地と建物を国から購入する計画を進めている旧「こどもの城」(渋谷区)について、正面にある岡本太郎作のモニュメント「こどもの樹(き)」を敷地に残して活用する方針を明らかにした。地域の象徴として親しまれてきたとして、施設と一体で引き継ぐ考えという。

 川崎市岡本太郎美術館によると、こどもの樹は1985年の開館と同時に設置された。高さ7・5メートル、幅5・2メートルで、太い幹から表情豊かな顔がいくつも飛び出しており、文化や人種を越えた子どもの姿を表しているという。

 委員会で武市敬財務局長は、都民ファーストの会の大津浩子氏の質問に、「こどもの樹は多くの人たちに親しまれ、いまも楽しませている」と答弁。「旧こどもの城の取得と合わせて、一体として引き継ぎ、いかしていくことを視野に国と協議する」と語った。

 施設内の青山劇場や青山円形劇場も改修して活用するほか、子どもが遊ぶ施設なども整備するという。(西村奈緒美)