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 米国で名門大学の入試をめぐり、人気俳優などのセレブが多額の賄賂を払って子供を入学させていた事件が明らかになりました。替え玉受験はおろか、競技サッカーをしていない女性受験生を「ミッドフィールダー(MF)で、有名クラブの共同主将」に仕立て上げ、名門エール大学に入学させた例もありました。ただでさえ年500万円前後もの学費がかかる有名私大も少なくないなか、裏口入学のためさらに親が多額の「賄賂」を支払っていたことにも驚きが広がっています。

 今回の事件で、マサチューセッツの連邦地検は12日、大学入試の不正にかかわったとして、有名大学の運動部監督や試験監督の関係者、そして不正を依頼した親ら計50人を起訴したと発表しました。このうち起訴された親33人が支払った「賄賂」は、総額2500万ドル(約28億円)にのぼるとされます。

 この親の中には、米ドラマ「デスパレートな妻たち」に出演した人気俳優フェリシティ・ハフマン被告や、米ドラマ「フルハウス」に出演した俳優ロリ・ロックリン被告らも含まれていました。

 米国の名門大学の入学選考は、世界中からエリートが集まってくるなど、年々競争が厳しくなっています。入学選考は、筆記試験だけでなく、スポーツや音楽、ボランティアなど受験生が高校までに取り組んだ活動も重視されます。

 米国ではもともと、大学に多額の寄付金を払った人の子女が選考で加点される仕組みがある学校が多く、富裕層の子どもたちが選考で優遇されているという指摘がありました。ただ、今回の事件はこうしたいわば「正規ルート」の優遇ではなく、完全な不正行為が行われていたということで米国内に衝撃を与えています。

 不正をあっせんした進学指導会社の経営者は入試制度を徹底的に研究し、さまざまな不正を親に指南していました。

 超名門のエール大学に入学した女子受験生の例では、大学の運動部の監督に「賄賂」を贈り、受験生を有力選手と偽ってスポーツ推薦枠で入学させていました。実際には、この受験生は競技サッカーはしていなかったのですが、「カリフォルニア州の有名クラブの共同主将」と経歴を詐称。エール大の女子サッカーチームの監督に、推薦入試の1番の候補として登録させました。訴追の資料によると、親は進学指導会社側が設立した慈善団体に寄付の形で120万ドル(約1億3千万円)を支払い、のちに監督に40万ドルの小切手が送られました。

 米国の有名私立大の学費は年4万~6万ドル(約440万~660万円)するところもあるなど超高額です。それでも全世界から優秀な人材が集まってくる名門大に、セレブの親たちは何としても子供を入学させたいと思ったのでしょう。

ただでさえ米国大学の学費は高いのになぜ?…大学受験の裏事情を聞きました

■ものすごく高…

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