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 腎不全患者に透析治療をしない、あるいはやめるのはどんな場合なのか。透析患者や専門医らに聞いた。

 「透析をやめますかと聞くことは『死にますか』と聞くことと同じ。その判断を身体的、精神的に追い詰められている患者に迫るのは酷なこと。苦しみの中で患者は正常に判断できない」。東京腎臓病協議会事務局長で、自身も15年間透析を続ける板橋俊司さん(69)はいう。

 10歳で慢性腎臓病と診断され、40代半ばから日常的に頭痛や吐き気、全身のだるさに襲われるようになり、55歳で透析を始めた。左腕の血管に管を通し、病院で1日おきに5時間かけて老廃物などを取り除く。

 直後はだるいが、一晩寝ると「病気が治ったのでは」と思うほど調子が上向く。ふだんの生活では余分な水分をとらないよう風呂上がりには水ではなく氷を口に含み、食事では塩分を控える。合併症の危険性も常につきまとう。

 日本透析医学会によると、2017年末時点の透析患者数は約33万4千人。平均年齢は68・4歳で、寝たきりの人も少なくない。中には苦しさのあまり、「これ以上したくない」という人もいる。終末期患者への対処法を示してほしいという医療現場の要望に応え、同学会は14年に提言をまとめた。あくまでも目安に過ぎず、提言と違う対応をしても法的に罪に問われるわけではない。

 提言は透析をしないあるいは中…

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