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 パレスチナ自治区ガザ地区南部ハンユニスで、地元の子どもたち約500人が東日本大震災の犠牲者を追悼し、被災者を激励しようと、色とりどりのたこを揚げた。14日、約9千キロ離れた日本にインターネットで生中継され、岩手県釜石市の高校生らが見守った。

 国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の主催で2012年から行われ、今年で8回目。会場の学校や周辺の多くの住宅は日本の支援で建てられ、「日本地区」と呼ばれる。

 「日本の日」と題した催しで、ガザの子どもたちはパレスチナ伝統の踊りを披露した後、ネット電話で日本の生徒に自己紹介し、「日本が大好きです。いつか訪れてみたい」などと話しかけた。

 これに先立ち、釜石市や広島県、東京都の高校生らがそれぞれ、度重なる戦闘やイスラエルによる封鎖に苦しむガザの人々を励まそうと、たこ揚げを行った。会場ではそのときの映像も上映された。

 ハナ・アブムスタファさん(14)は取材に「今日は日本の友達と話せて幸せだった。遠く離れた日本の方々の支援が、私たちに誇りと勇気を与えている。復興に向かって歩む日本の皆さんのように、私たちも困難に負けず、がんばっていきたい」と話した。(ハンユニス=渡辺丘)