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 米国で名門大学を巻き込んだ大規模な不正入学事件が明らかになった。依頼した親として起訴された中には、著名俳優のロリ・ロックリン、フェリシティ・ハフマン両被告が含まれ、大きな関心を集めている。裁判の関連資料などから、2人のケースを通じて手口を読み解いてみた。

 事件の中心にいるのが、カリフォルニア州で進学指導会社を経営していたウィリアム・シンガー被告だ。マサチューセッツの連邦地検などによる12日の会見によると、捜査の端緒は全く関係ない事件の取り調べで出た情報だった。1年余り前に捜査が始まり、シンガー被告は18年9月ごろ、刑の軽減のため捜査当局との司法取引に応じて実態を証言。捜査当局はシンガー被告と依頼した親らとの電話をモニターし、証拠を積み上げた。

トレーニング写真でボート選手に化ける

 コメディードラマ「フルハウス」に出演していたロックリン被告と夫のファッションデザイナー、モッシモ・ジャヌリ被告が手を染めたのは、長女を大学のスポーツ推薦枠に不正に潜り込ませる手法だ。

 「少し心配があり、ゲームプランを完全に理解して、成功に向けたロードマップをはっきりさせるために話し合いたい」

 ジャヌリ被告は16年4月、シンガー被告にこんな電子メールを送った。長女は南カリフォルニア大学(USC)への進学を希望したが、シンガー被告は「学業成績を見ると、合格ラインの少し下」と回答。賄賂を使い、長女をボートレースの舵手(だしゅ)として推薦入学を目指す計画が動き出した。だが、長女はボートレースを本格的にしたことはなかったという。そこで、ボートをこぐ動きをトレーニングする「ローイング・エルゴメーター」と呼ばれる機器を使っている写真を撮り、選手としての「証拠」にした。

 ここで登場するのが、USC体…

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