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 脳腫瘍(しゅよう)を患い、1年4カ月間の闘病生活を送った京都市の小学1年生、若林秋人(しゅうと)くんが、昨年12月に7歳で亡くなった。体が思うように動かなくなっても、自宅で家族と暮らし、最期まで学び続けた。前向きな姿は家族の誇りだった。

 秋人くんは2017年9月、母親の三奈さん(48)の出張先のドイツで右手足に力が入らなくなった。

 受診すると、脳腫瘍の一つ、脳幹グリオーマと判明した。手術ができない部位で、放射線治療だけが有効。しかも、長くは効かないと言われた。急いで帰国し、その日のうちに京都市内の病院に入院した。

 学校に行きたい。勉強したい。きょうだいと一緒に過ごしたい。秋人くんの思いを受けて、病院にある院内学級ではなく、家族と暮らしながら、18年春に京都市山科区の市立陵ケ岡小学校に入学した。学校は病弱枠として特別支援学級を設けてくれた。

自由に動かなくなった右手

 4月は体調も良く、走ったり自転車に乗ったりすることもできた。しかし、5月ごろから疲れやすくなった。7月には歩くことが難しくなり、利き腕の右手が自由に動かなくなった。左手を使って字を書いた。

 8月、納得した字にならないと、何度も消しゴムで消すうちに、秋人くんは鉛筆を投げ出した。

 「秋人はやれることをするのと、やらないの、どちらがいいの?」

 三奈さんの問いに、泣いたまま…

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