[PR]

 鳥取市河原町の西郷地区にある市立西郷小学校(児童数36人)の6年生は今年度、地元の工芸作家が一人ひとりのために作ってくれたご飯茶わんで給食を食べていた。底の高台(こうだい)に自分の名前を彫っており、卒業後は、「世界に一つだけの自分の茶わん」を学校から家に持ち帰って使う。新年度の児童は人間国宝が制作したご飯茶わんも使う。

 ふるさとの窯の手作りの器を使って、物も人も大切にできる人に育ってほしい――。そんな思いを込めて、窯元が四つもある西郷地区ならではの取り組みは今年度始まった。工芸を核に地区を活性化しようと活動している一般社団法人「西郷工芸の郷あまんじゃく」が主催する。今年度はまず6年生、来年度は4~6年生。将来は全児童に広げたいという。

 今年度の6年生10人のご飯茶わんは、地区で最も若い陶芸家の花井健太さん(33)=花輪(かりん)窯=が作り、昨年11月下旬に贈られた。何色と言えばいいだろう、うぐいす色と黒色の、白飯が引き立つ深い色合い。この茶わんで給食を食べるのは毎週水曜。きれいに洗って高温殺菌し、学校で大切に保管してきた。

 「ご飯がおいしく感じる」と谷…

980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら

デジタルコース・最大2カ月無料キャンペーン実施中!詳しくはこちら