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 東京都江東区の自宅マンションで加藤邦子さん(80)が「アポ電」と呼ばれる不審電話の後に殺害された事件で、強盗殺人容疑で逮捕された男らが事件当日未明、長野県内であった窃盗事件に関与した疑いがあることが捜査関係者への取材でわかった。車の通行記録などから疑いが浮上した。警視庁は男らが長野の事件後、東京に移動してさらに事件を起こしたとみて調べる。

 逮捕されたのは、住所不定、無職須江拓貴(すえひろき、22)、川崎市川崎区京町2丁目、土木作業員小松園竜飛(たつみ、27)、住所不定、無職酒井佑太(22)の3容疑者。いずれも容疑を否認しているという。

 捜査関係者によると、容疑者らは加藤さんの事件があった2月28日当日、長野県から都内に来たことが車の通行記録などから確認されたという。

 この日の未明、長野県内では店舗の窃盗事件が発生。江東区の事件の容疑者らが店付近に滞在していたことが確認されているといい、警視庁は窃盗事件にも関わった可能性があるとみている。

 江東区の事件後、3人組が乗り込んだ所沢ナンバーの灰色っぽい軽自動車が現場を走り去る様子が目撃されたが、この車が神奈川県内を経由して、長野県内に向かっていたことも判明。神奈川県には小松園容疑者の自宅があり、長野県は須江、酒井の両容疑者の出身地。事件後に須江、酒井の両容疑者が小松園容疑者を自宅に送り届け、地元の長野県に帰った可能性があるとみて調べる。