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 乳児用液体ミルクの販売が始まった。母乳不足で悩む女性も多いなか、育児の負担軽減や災害時の備えになると期待される。ただ、消費者庁は「母乳が最良である旨」を商品に記載することを義務づけている。なぜなのか? 理由を聞いた。

 江崎グリコは3月上旬、日本初の乳児用液体ミルク「アイクレオ 赤ちゃんミルク」を売り出した。常温保存できて、哺乳瓶に移せばそのまま飲ませることができる。栄養成分は母乳に近いというが、パッケージの前面に「母乳は赤ちゃんにとって最良の栄養です」と記載されている。

 明治が4月下旬に発売する「ほほえみ らくらくミルク」や、以前から販売されている様々な乳児用粉ミルクにも同様の記載がある。いずれも消費者庁の規定に沿ったものだ。

 世界保健機関(WHO)は、生後6カ月は母乳のみで育てることを推奨する。母乳は栄養が豊富なだけでなく、乳児の免疫機能を高め、産後の母体の回復も促すとされるためだ。

 そのため、WHOなどが運営する食品の国際規格は、液体ミルクや粉ミルクのパッケージに母乳が「ベストフード」との文言を入れる、もしくは母乳の優位性を記載することを求める。消費者庁の義務づけは、この国際規格に基づくものだという。

 ただ、ネット上では「様々な理由でミルク育児を行うママたちを追い詰める」などの声があがり、物議を醸している。厚生労働省の調査で0~2歳児の母親(約1200人)に授乳の悩みを複数回答で聞いたところ、「母乳が不足ぎみ」が20・4%、「母乳が出ない」が11・2%だった。

 日本では「母乳神話」が根強い…

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