千葉)千葉の自立援助ホーム開設2年、子供たち夢へ一歩
上田雅文
親の暴力やネグレクト(育児放棄)といった虐待などを理由に家庭から離れた子どもたちが暮らす自立援助ホーム「未来の杜(もり)」(千葉市)が、4月で開設から2年を迎える。この春には高校を卒業する少女1人が夢と自立へ向けた一歩を踏み出す。職員たちは家族ぐるみの信頼関係を模索しながらサポートしている。
「このバターは誰の?」「自分の分はそっちに置いてあるよー」
千葉市内のホームの台所で平日の夕方。学校から戻った17~19歳の少女4人が笑みをこぼしながら話す。冷蔵庫の扉を開けて、お互いの食べ物の整理をしていた。
自分のものには名前を書くル…