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 沖縄本島北部にいまも残る精神障害者を閉じこめた「私宅監置(したくかんち)」用の小屋を通して、精神医療の歴史と患者たちの置かれた実態について考えるイベント「精神医療の“夜明け前”を問う」が21~27日に東京都文京区本郷3丁目のアートギャラリー884で開かれる。20分のドキュメンタリー上映と、写真やパネルなどの展示がある。

 私宅監置用の小屋が現存するのは極めて珍しく、沖縄の小屋は1950年代から60年代にかけて使われていたものだ。現在、沖縄県精神保健福祉会連合会が中心になって、遺構として保存する運動が始まっている。

 かつて日本では精神障害者が入院できる公的施設が不足し、不法監禁などを防ぐため、1900年に「精神病者監護法」が制定され、行政の許可を得れば、合法的に私宅監置ができた。本土では50年に精神病者監護法が廃止されたが、米軍統治下に置かれた沖縄では、72年の本土復帰まで私宅監置が容認されていた。

 日本の精神障害者の置かれた状…

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