金融危機遭遇の元銀行員、今はオペラで「血湧き肉躍る」

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文・写真 大鹿靖明
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市民オペラ合唱団代表 向原通隆さん(64)

 フランスからの凱旋(がいせん)公演となる「椿姫」。アマチュアのオペラ合唱団を率いるのは、かつて金融危機と向き合った、ある銀行の金融マンです。

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 音楽愛好家さえ高い入場料に二の足を踏むオペラ鑑賞。「でも歌あり芝居あり演奏ありの総合芸術。こんな面白いものはない」。無料で公演するアマチュアのオペラ合唱団「丸の内フェスティバルシンガーズ」を2011年に結成し、代表を務める。

 東京三菱(現三菱UFJ)銀行で広報室長を約4年務め、00年代初めの不良債権処理という金融危機に遭遇した。お堅い銀行の広報マンといえば企業防衛をむねとし、マスコミの取材依頼は敬して遠ざけるのが常だが、「毎日が非日常。血わき肉躍る日々でした」。

 取材に応じつつ記者の話を聞…

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