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 ダイヤ改定に合わせ、JR西日本は16日、大阪府東部を南北につなぐおおさか東線(新大阪―久宝寺(きゅうほうじ)、20・3キロ)を全線開業した。放出(はなてん)―久宝寺間(9・2キロ)が2008年に先に開業しており、新大阪―放出間(11・1キロ)とつながった。同府吹田、大阪両市内に四つの新駅が誕生した。

 おおさか東線は、各駅停車の普通が1時間におおむね4本走る。久宝寺で大和路線に直通する快速は、新大阪と奈良を最速52分で結ぶ。平日朝は新大阪方面、夕は奈良方面にそれぞれ向かう各4本、土曜・休日は朝夕とも両方面に2本ずつ運行する。

 新駅は南吹田、JR淡路、城北(しろきた)公園通、JR野江の4駅。新幹線駅の新大阪と結ばれ、私鉄との乗り換えなど利便性が高くなり、全線で1日約10万人の利用を見込む。

 16日朝、全線開業の記念式典が新大阪駅であり、JR西の来島(きじま)達夫社長は「多くの観光客や地元の通勤通学のお客様に安心して利用していただき、関西全体の発展につなげたい」とあいさつ。また、報道陣の取材に、大阪駅北側の「うめきた」2期区域に23年春の開業を目指す新駅「北梅田駅」(仮称)への「延伸、活用も考えていく」と述べた。

 一方、山陰線(嵯峨野線)では梅小路京都西駅(京都市下京区)が開業した。式典には地元の商店街や観光業界の関係者ら約250人が出席。地元の小学校5年生が「線路は続くよどこまでも」を合唱した。

 京都駅から約1・7キロ西にあり、隣接する梅小路公園周辺にある京都鉄道博物館や京都水族館の最寄り駅。普通のみ停車し1日平均で約7千人の乗降を見込む。ホームドアを設け、高架下にできた駅舎は、外観に梅のデザインをあしらったり、トイレの壁に京都産の木材を使ったりした。(波多野大介、佐藤秀男)