4月1日に決まる新しい元号とともに、その由来である「典拠」が何になるかも注目されている。これまでは中国の古典から選ばれてきたが、政府が候補としている案の中には日本古典など国書を由来とするものがある。日本と中国両方の古典にルーツを持つ元号となる可能性も取りざたされている。

 日本の元号は「大化」から247あるが、出典が確認できる限り、いずれも中国の古典が典拠とされる。

 今回の改元で政府は、複数の国書の専門家に内々の考案を依頼。政府が数案に絞り込む前の段階の20案程度の中にも、国書に由来する案が含まれている。13日の参院予算委員会では、内閣官房の担当参事官が「考案者は国文学、漢文学、日本史学、または東洋史学等についての学識を有する方に委嘱する」とした。安倍政権の支持基盤である保守派にも、日本文学など国書に依拠した元号を期待する声がある。

 しかし、国書を典拠にするのは簡単ではない。日本最古の和歌集「万葉集」で有名な万葉仮名は漢字だが、日本語の音を表すために漢字を当てはめた表音文字で、漢字それ自体には意味がない。政府が要件とする漢字2文字で良い意味をもつ元号にするにはむかないとされる。政府内でも「当て字のような仮名からとるのは難しい」(政権幹部)との見方が強い。

 一方、720年に完成した歴史…

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