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 千葉県野田市の小学4年、栗原心愛(みあ)さん(10)が虐待を受けた末に死亡したとされる事件で、県警は心愛さんを脅して執拗(しつよう)に立たせたなどとして、18日にも父親の勇一郎容疑者(41)=傷害致死と傷害の罪で起訴=を強要容疑で再逮捕する方針を固めた。虐待の様子を記録した動画や静止画を分析して裏付けたという。捜査関係者への取材でわかった。逮捕は4回目。

 捜査関係者によると、勇一郎容疑者は1月上旬、自宅で心愛さんを脅し、繰り返し室内の廊下に立たせた疑いがある。心愛さんが疲弊して部屋に入ろうとする度に「なんで戻ってきたんだ」「立ってろ」などと怒鳴り、再び立たせたという。これまでに勇一郎容疑者が虐待の様子を動画や静止画で撮影し、データを保存していたことがわかっていたが、心愛さんが立たされたり泣いたりしている姿が写り込んでいたという。

 勇一郎容疑者は最初に逮捕された1月下旬、「しつけだった。悪いことをしたとは思っていない」と話していたが、その後は「覚えていない」「わからない」といった供述を続けているという。県警は心愛さんを日常的に脅し、ほかにも嫌がる行為をさせていた疑いがあるとみて調べている。

 事件を巡っては、勇一郎容疑者が今月6日に傷害致死と傷害の罪で起訴され、8日に顔を殴ったとする暴行容疑で再逮捕された。母親のなぎさ容疑者(32)は6日、勇一郎容疑者の虐待を手助けしたとする傷害幇助(ほうじょ)の罪で起訴された。