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 漫画、アニメ、ゲームの大御所4人がコラボする展覧会「ラフ∞絵」展が4月2日に始まる。漫画ならネーム、アニメなら絵コンテと呼ばれる、作品が完成する前に作られた「ラフ絵」が一堂に会し、作品が生まれた瞬間に立ち会おうとのコンセプトだ。クリエーターたちの創作の原点が垣間見える貴重な機会となる。

 ラフ絵を寄せたのは、長期連載漫画「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の秋本治、ゲーム「ファイナルファンタジーシリーズ」のイメージイラストを手がける天野喜孝、アニメ「機動戦士ガンダム」などメカニックデザインの第一人者の大河原邦男、アニメ「うる星やつら」「魔法の天使 クリィミーマミ」などでキャラクターデザインを手がけた高田明美。

 みなアニメ制作会社「タツノコプロ」出身の縁で、ジャンルの壁を越え一線で活躍する4人が集まった。当時の同僚で、展覧会のプロデューサーを務める元日本動画協会理事長の布川ゆうじは「4人の作品は多くの人に知られているが、原点のラフはあまり知られていない。それぞれの作品が生まれる瞬間、完成作品につながる息吹を感じてほしい」と狙いを説明する。

 作品の下書きであるラフの扱いは人それぞれだったようだ。秋本が「捨てるのが面倒で結構取っていた」、高田が「最終カットよりもラフの方が良い表情をしているものが時にあり、それは捨てられなかった」という一方、天野は「イラストを始めた30代の頃のラフは結構あったが、その他はほとんどない」、大河原は「基本は廃棄。企画だけで放映に至らなかったものや、展覧会用に取っていたものがたまたま残っていた」と話す。それでも、4人の代表作を中心にラフや完成原画が約1400点集まった。

 互いの作品を描き下ろした展示も。「生まれて初めてガンダムを描いた」(天野)、「両さん(「こち亀」の主人公・両津勘吉)を遊び心でロボットにしてみた」(大河原)といい、コラボならではの楽しみもありそうだ。

 「ラフ∞絵」展は4月2日から16日まで。東京都千代田区外神田6丁目の「3331 Arts Chiyoda」で。一般2千円など。中学生以下は無料。(加藤勇介)

■秋本治「作家の個性出て…

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