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(17日、大相撲春場所8日目)

 これが横綱の懐の深さか。「対応力がすごい。後ろに回られても絶対に白星を諦めない。15日間、この集中力を保てれば誰もかなわない」。土俵下にいた阿武松審判長(元関脇益荒雄)をうならせた。折り返しの8日目。白鵬が執念で全勝ターンを決めた。

 速さと身のこなしの柔らかさを発揮した取り口だった。立ち合いから栃煌山にうまくいなされ、完全に相手に背を向けた。万事休すか。でも、白鵬は慌てない。「冷静に体勢を立て直して、振り返ってみた感じ」。相手が体を寄せきれないというわずかな隙を逃さなかった。一瞬の判断でくるっと体を回して組み直し、すかさず左から投げを打つ。土俵にたたきつけた。

 不利な体勢からでも反撃できる…

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