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 4月7日投開票の島根県知事選を前に、日本青年会議所島根ブロック協議会が17日、立候補を表明している4氏を集めて、公開討論会を行った。会場となった出雲市の大社文化プレイスうらら館には約300人が集まり、4氏の考えや政策に耳を傾けた。

 参加したのは立候補の表明順に、元総務省消防庁国民保護室長の丸山達也氏(48)、元総務省消防庁次長の大庭誠司氏(59)=自民推薦=、元安来市長の島田二郎氏(65)、政治団体「みんなでつくる島根の会」副代表の山崎泰子氏(57)=共産推薦=。

 討論会はコーディネーターの質問に一人ずつ答える形で進められた。

 県の最優先課題について、丸山氏と大庭氏が人口減少を挙げた。対策として、丸山氏は「農業収益力を上げるなどの産業振興、待機児童解消などの子育て支援などに取り組む」。大庭氏は「『子育て教育環境』『住んで来てみて』『防災減災安心安全』の三つの日本一を目指す」と訴えた。

 島田氏も人口減少を挙げたが「人口減少を含め課題はたくさんある。根っこにあるのはそこで経済活動ができないとだめだということだ」と述べた。

 山崎氏は「島根原発をもう動かさないことを訴えたい。島根の将来のためには原発を考えないわけにはいかない」とした。

 石見地域など、発展に不均衡が生じているのではとの指摘には、丸山氏は「広島に近い強みを生かせるよう山陰道の整備を進める」と述べた。大庭氏は「産学官による石見会議を創設し、山陰道の整備と、萩・石見空港の羽田便の1日2便を死守する」とした。島田氏は「鳥取、広島、山口と連携しながら経済圏を確立させていく」と訴えた。山崎氏は「新しい産業も作っていく。基幹産業である農林水産業を応援していく」とした。

 討論会後、同協議会の山崎桂一会長(39)は「4氏の色が出ていた。今日出た意見を互いに柔軟に取り入れて、選挙戦、そして県政に生かしてほしい」と話した。

 討論会を聞いた島根大3年の糸川諒さん(22)は、地方選に投票する機会が今回が初めてといい「4氏の言葉に共感したり、確かにこういう考えもあるなと思ったりもした。若者目線で行政をしてほしいなと思う」と討論会に満足していた様子だった。(内田快)