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 なぜここに集落ができたのか。どうして田畑が広がったのか。まちの成り立ちには合理的な理由がある。「地図でみる京都 知られざる町の姿」は京都府内39カ所の地形図を掲載し、各地を訪ね歩いて土地の特徴や歴史を解説した。

 企画したのは、中学校の社会科教諭を経て、現在は龍谷大法学部教授の岩田貢さん(68)。府立嵯峨野高校(京都市右京区)で地理を教える山脇正資(まさし)教諭(55)との共著だ。岩田さんは「歴史や観光、料理以外の『京都本』をめざした」と話す。

 古来、人々の暮らしに川は不可欠。しかし、ひとたび川が暴れ出せば集落は押し流されてしまう。絶妙な距離の取り方に、先人の知恵がうかがえる。

 たとえば約400年間で400…

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