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 フィギュアスケートの世界選手権が20日、さいたま市で開幕する。18日午前7時から公式練習があり、右足首のけがから復帰をめざす羽生結弦(ANA)や宇野昌磨(トヨタ自動車)は午前の部には姿を見せなかったが、多くのファンが選手たちの練習を見守った。

 試合で使用するメインリンクとは別の練習用のサブリンクの会場には早朝から数百人のファンが駆けつけた。羽生と宇野は午前8時5分から練習する組だったが、この組5人のうちリンクに現れたのはラトビア代表の19歳、デニス・バシリエフスだけだった。フリーの曲をかけて3回転ジャンプを決めると、ファンはあたたかい拍手を送った。

 公式練習の観覧券はメインとサブのリンクで各3500円。観覧した横浜市の会社員の女性(55)は午前4時に起床し、会場へ。6泊7日でリンク近くで泊まって観戦する予定で、チケット代と宿泊費で約20万円かかるという。「羽生選手が日本の大会で滑るのは久しぶり。わくわくします。公式練習では羽生選手を見られなかったけれど、他の選手もいて、試合とは違う姿を見られた」とうれしそうに話した。19日の公式練習も観覧するという。仕事前に観覧したさいたま市の50代の女性はバシリエフスのファン。「ラッキーでした。練習は選手の素顔が見られる。とても感激しました」

 バシリエフスのコーチは、トリノ五輪銀メダルのステファン・ランビエル氏。「リンクには彼一人で、観客がたくさんいて、サプライズなシチュエーションだった。彼は興奮していて楽しんでいたよ」と語った。

 午前の練習では全米王者で大会連覇を狙うネーサン・チェン(米)らも調整した。男子の練習は18日夜も予定されている。(浅野有美)