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 「核は悪の象徴。人の頭の上にあんなものを落としてはいけん」。広島県大竹市に住む在日朝鮮人2世の姜周泰(カン・ジュテ)さん(79)は言う。穏やかな表情であの日を振り返りながらも、原爆の怖さや受けてきた差別、分断された南北朝鮮を語る時は目を固くつむり、振り絞るように言葉を紡いだ。そんな姜さんの表情に込められた思いを聞いた。

 韓国南部の慶尚南道出身の両親は結婚後、仕事を求めて山口県宇部市に移り住んだ。姜さんが5歳の時、広島に転居。そのころアボジ(父)は病気で働けなくなり、オモニ(母)が働いて生計を立てていた。

 被爆当時、6歳だった。爆心地から2・5キロ、皆実町(現・広島市南区)の自宅近くの友人宅に遊びに行く途中、辺りがパッと光った直後、急に暗くなった。頭を隠すようにしゃがみ込んだ。爆風で飛ばされた瓦が頭を直撃し、大きく腫れ上がった。自宅に戻ると、家は倒壊していた。下敷きになったアボジたちを引っ張り出していたオモニを手伝った。

 2週間ほどは近くの畑に畳を敷…

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