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 ロシアが2014年3月にウクライナのクリミア半島を一方的に併合してから5年が過ぎました。この間、ロシアは主要8カ国首脳会議(G8)から排除されるなど西側諸国との関係が悪化。経済制裁を受けて経済も落ち込んでいます。それでもロシアがクリミアを手放す様子はありません。

 クリミアは、アジアと欧州をつなぐユーラシア大陸の要所である黒海に突き出た半島で、面積は約2万6千平方キロと四国の約1.4倍。この土地にロシアが強く執着するのは、地政学的な重要性だけではありません。ロシア人のクリミアへの複雑な思いがあり、プーチン大統領も、クリミアは「ロシアにとって聖なる意味がある」と述べています。ロシアの歴史や宗教に詳しい法政大学の下斗米伸夫教授(ロシア政治)に話を聴きました。

 ――歴史的にみてクリミアはどういう土地ですか?

 ギリシャの植民都市がつくられた後、様々な民族が支配しましたが、その一つがトルコ系のユダヤ教徒であるカライム人。カライムがクリミアの語源という説もあります。その後、チンギスハンの流れをくむキプチャク・ハン国が支配し、イスラム教徒のタタール人が住みましたが、18世紀に帝政ロシアが併合しました。世界の三大宗教が絡み合う土地で、「クリミア半島を握るものは黒海を握る」とも言われました。

 ――温暖な気候で知られていますね。

 ロシアのなかでは暖かい土地で…

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