拡大する写真・図版 閉校の記念碑前に集まった児童や教諭、保護者=2019年3月22日、長崎県五島市、伊藤繭莉撮影

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 平成の初めに開校した長崎県五島市の市立平成小学校が今月末、閉校する。過疎が進む地域の交流の場にもなってきたが、児童数が減り、平成の終わりとともに30年近い歴史に幕を下ろす。

 22日午前、最後の学校行事となる修了式があった。7人の児童が平成小学校での思い出などを語った後、道下政宏校長から修了証書を受け取った。4月からは統合され、約2キロ先の玉之浦小学校に通う。

 五島列島・福江島(人口約3万4千人)の山あいにある平成小は、平成2(1990)年に三つの小学校を統合して創立された。当初は92人の児童がいたが、だんだん少なくなり、2学年合わせた複式学級も目立つようになった。今春の卒業生は3人だった。

 創立時の1年生だった田端徹矢さん(35)はこの日、式に参加して校歌を歌った後、涙をこぼした。一番の思い出は、毎年5月の梅の実取り。地域の人たちと学校の裏にある梅園で実をちぎり、家で梅干しやジュースにした。田植え、稲刈り、餅つきなどの行事も伝統だった。田端さんは「子どもが少ないので、地域の人が集まることで盛り上がれた」と話す。

 今年卒業した谷口泰地さん(12)は18日にあった卒業式で、修学旅行などの思い出を出席者の前で振り返った。「自分の母校がなくなるのは寂しい」

 合併前の旧玉之浦町教委職員で…

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