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 けがによる休場が目立つ大相撲で、24年連続出場の記録を持つ現役力士がいる。天城湯ケ島町(現伊豆市)出身で三段目の翔傑(しょうけつ、42)=本名・仲原克明さん。「若貴フィーバー」最盛期の1995年の初土俵以来、皆勤を続け、先月千秋楽を迎えた春場所で1千番出場の大台を突破した。「鉄人」の根底にあるのは、「昨日の自分より少しでもうまくなりたい」という真っすぐな思いだ。

 184センチ、167キロ。立ち会いから勢いよく相手にぶつかり、土俵際まで一気に寄り切るのが十八番(おはこ)。闘志あふれるパワフルな取り口とは対照的に、素顔はとても気さくだ。取材を始めようとすると、「久しぶりなので、緊張します。僕なんかでいいんですかね」とおどけてみせた。

 幼少時から土俵に立っていたわけではない。小学生の時、相撲と言えば「おばあちゃんと一緒にテレビで見る程度」。ちびっ子相撲の経験は無く、中学ですでに180センチ、100キロの巨漢だったが、「楽そうだから」と卓球部を選んだ。

 その体格が目を引き、強豪の三…

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