[PR]

 40代の息子。尿路結石の治療の際、MRIで「腎臓に生まれつきの奇形がある」と言われました。今は問題がないようですが、将来的に人工透析を受けることになるのではないかなど心配です。今後、どのようなことに気をつけたらいいでしょうか。(東京都・T)

【答える人】内田啓子・東京女子医科大教授(腎臓内科学)=東京都新宿区

 Q 腎臓の奇形とは?

 A 通常、左右に一つずつあるこぶし大ほどの腎臓の位置や形に異常があると考えられます。両側の腎臓が一つにくっついてしまい馬のひづめのような形になった「馬蹄(ばてい)腎」のほか、左右のうち一つしかないケースや、左右のサイズが大きく違うなど様々なタイプがあります。

 Q 大人になってわかるものなのですか?

 A 見つかり方はいろいろです。健康診断の際や他の内臓の病気で画像撮影をした時、妊娠時のエコー検査で見つかることもあります。腎臓の機能が正常で、尿たんぱくや血尿がないと、腎臓の働きの指標となるクレアチニンや尿検査の値が正常なため、大人になってわかることが多いようです。

 Q 早く見つける方法は?

 A 毎年でなくてもいいので、被曝(ひばく)の心配がないエコー検査を受けるとよいでしょう。最近は企業の健康診断などでも追加が可能な場合があります。

 Q 心配はないのですか?

 A 数や形、大きさが普通の人と違っても、腎臓が正しく機能していれば、あまり問題はありません。ただ、40代くらいで発症する遺伝的な病気・多発性囊胞(のうほう)腎が進行して腎不全となると、人工透析が必要になることがあります。まずはきちんと検査を受けて、医師に診断してもらうことが大切です。

 Q どこでどんな検査を受けたらよいですか?

 A 泌尿器科や腎臓内科で、尿や血液の検査、画像診断を受けることをすすめます。MRIの結果「奇形」と言われたのであれば、CTなど、他の画像診断を受けるのもよいと思います。

 ◇

 質問には連絡先を。回答は紙面に限ります。

【メール】  kenko@asahi.comメールする

【郵便】   〒104・8011 朝日新聞科学医療部

【ファクス】 (東京)03・3542・3217

       (大阪)06・6201・0249

<アピタル:どうしました・その他>

https://www.asahi.com/apital/healthguide/hatena/