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 フィリピン政府は17日、人道に対する罪や戦争などの重大犯罪に関与した個人を裁く国際刑事裁判所(ICC)から正式に脱退した。ドゥテルテ大統領が進める麻薬撲滅作戦で多くの死者が出ていることについてICCが予備調査を始めたことに反発し、1年前に脱退を通達していた。

 国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチは18日の声明で、同国がICCに加盟していた期間の罪は追及可能だと述べた。さらに、フィリピンが加盟する国連人権理事会が早急に「麻薬戦争」による殺害の調査チームを派遣し、国連主導で同国に圧力をかけるべきだと強調した。国連は、フィリピンの麻薬撲滅作戦で2万7千人が死亡したと推計している。(ハノイ=鈴木暁子)