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 台湾の蔡英文(ツァイインウェン)総統は19日、米国から新たに戦闘機を購入する意向を表明した。国防部(国防省)を通じ、新型のF16V戦闘機を米側に申し込んだという。外交・軍事で台湾への圧力を強める中国を意識しており、台湾メディアによると、計66機の導入を検討している。

 空軍関係者との会合に出席した蔡氏は「高性能の戦闘機によって防衛能力を高める」と語った。台湾は、初期型のF16A/Bや独自開発の経国号などの戦闘機を保有しており、性能向上が課題だった。

 米国が前回、F16A/B戦闘機の台湾への売却を決めたのは1992年。中国側は、米国による台湾への武器提供を強く警戒しており、米国が購入の申し込みに対し、どう判断するかが注目される。米国在台湾協会(AIT)台北事務所のクリステンセン所長(大使)は18日の記者会見で、米国の基本的立場として、「台湾が自らの防衛能力を維持することを支持する」と語った。(香港=西本秀