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 1985年に熊本県松橋町(現・宇城市)で男性が殺害された「松橋事件」のやり直しの裁判(再審)で、熊本地裁(溝国禎久(よしひさ)裁判長)は宮田浩喜(こうき)さん(85)に対し、殺人罪について無罪判決を言い渡した。

 逮捕から34年。宮田浩喜(こうき)さん(85)の無罪を信じ、支え続けた弁護士たちも待望の結果を喜び合った。その中に、主任弁護人の三角恒(こう)弁護士(65)の姿もあった。

 弁護団に加わったのは再審の準備が始まった1992年ごろ。裁判記録を読み始めて驚いた。縦線で消された最初の弁護人の名前の横に、父・秀一さんの名前があったからだ。最初の弁護人に代わり、宮田さんの裁判に携わっていたと父から聞いたことは一度もなかった。

 裁判記録を読むと、検察側が開…

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