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 フィギュアスケートの世界選手権は20日、さいたま市のさいたまスーパーアリーナで開幕し、女子ショートプログラム(SP)があり、日本勢は全日本選手権を制した坂本花織(シスメックス)が自己ベストの76・86点の2位が最高だった。昨年12月のグランプリ(GP)ファイナルと今年2月の四大陸選手権を制した16歳の紀平梨花(関大ク)は、冒頭のトリプルアクセル(3回転半)が1回転になって無得点になったのが響き、70・90点で7位。昨年2月の平昌(ピョンチャン)五輪4位の宮原知子(関大)は70・60点で8位につける。

 平昌五輪金メダルのアリーナ・ザギトワ(ロシア)今季自己最高の82・08点で首位。四大陸選手権2位のエリザベート・トゥルシンバエワ(カザフスタン)は75・96点で3位。平昌五輪銀メダルのエフゲニア・メドベージェワが74・23点で4位。

 最終組の1番手で滑った坂本は、冒頭のフリップ―トーループの連続3回転で幅のあるジャンプを見せ、2・12点の出来栄え(GOE)加点を得て11・62点。続くダブルアクセル(2回転半)、演技後半の3回転ループのGOE加点を得た。ステップ、スピンも全て最高のレベル4を並べ、技術点は41・98点、演技構成点は5要素全て8点台で34・88点だった。

 演技後「自己ベストを更新してすごく満足している。(冒頭で)納得のいくジャンプが跳べたので、良い波に乗れた」。最後は両手でガッツポーズし「結果はどうであれ、自分の演技をしようと思った。それが達成できた喜びが出た」と笑った。

 紀平は今季のSPを通じて成功率が低迷している冒頭のトリプルアクセルが1回転になり、無得点。だが、その後は立て直し、フリップ―トーループの2連続3回転で1・14点のGOE加点、演技後半の3回転ルッツで2・28点のGOE加点を得た。スピン、ステップは最高のレベル4を並べ、技術点は36・92点、演技構成点は5要素全て8点台で33・98点だった。22日のフリーはトリプルアクセルを2本入れる予定で「必ず2本決めて、自己ベストを更新できるように今からイメージしてしたい」と誓った。

 宮原は冒頭のルッツ―トーループの2連続3回転のトーループで回転不足を取られ、GOEで1・1点の減点となった。その後は立て直し、ダブルアクセル、演技後半の3回転ループはそれぞれ1点近くの加点を得た。スピン、ステップは最高のレベル4を並べて技術点は36・37点、演技構成点は5要素全て8点台で76・08点だった。フリーに向け「(練習で)やれることはしっかりやってきた。本番ではしっかりそれを出したい」と語った。

 ザギトワは冒頭のルッツ―ループの2連続3回転で2・44点のGOE加点を得て13・24点を稼いだ。ダブルアクセル、3回転フリップの単独ジャンプも1点以上のGOE加点を得て、ステップ、スピンも最高のレベル4を並べるなど、技術点は44・72点、演技構成点は5要素全て9点台で37・36点だった。演技を終え「観客の皆さんが、私を助けてくれた。日本の観客は、温かく迎えてくれる。今日の演技は良かった」と振り返った。